新年のごあいさつ～会長就任にあたって

2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
今期、会長を務めさせていただきます山本百合子です。

ここ数年来のコロナ禍での閉塞感が昨年来ようやく少しずつ解除され、辰年の今年は龍が天空を飛翔するように、一人ひとりの日常が自由で豊かに開けていくことを心から願いたいと思います。

さて、皆様は「協会」というのは何か考えたことがありますか？　ホリスティック医学協会の「協会」です。これはホリスティックなことを行いたい、ホリスティックでありたいと思う人たちが集まる場であるという意味です。
専門職だけでなく想いを同じくするどなたでも参加できるのが、私たちの協会なのです。ホリスティック医学の定義は協会のホームページにも、しっかり書かれており、皆様も良くご存じのことと思いますが、それを今年はもう少しわが身に引き寄せて日常生活の中での実践を考えてみたいと思うのです。
両足でしっかり立つ自分自身であること、他者とのつながりを持ち、互いに個々の違いは尊重しつつ協力し合うこと・信頼し合うことを目指すことも、日々実践の第１歩。毎日の挨拶を交わすこともホリスティックな日常の始まりではないでしょうか。
自然からの恩恵も受けながら私たちが日々生活し、そして私たちが創り出している社会・世界が、より人間を幸せにする世界になっていくように、医療や施術を提供する側もまた医療や施術を求める側も、みんなでホリスティックな生き方を深めていきたいものですね。

新しい年の始まりに、ご挨拶させていただきました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

山本 百合子
NPO法人日本ホリスティック医学協会　会長

山本 百合子 （やまもと・ゆりこ）　＜プロフィール＞
医療法人社団山本記念会理事長。すみれが丘ひだまりクリニック院長。
皮膚科専門医。アントロポゾフィー医学認定医。
すみれが丘ひだまりクリニックでは一般的な内科、皮膚科、婦人科、がん、アレルギー疾患などに対症療法ではなく、補完的な自然療法、アントロポゾフィー医学の芸術療法や施術を取り入れた医療を行っている。